最近、話題に挙がることの多いチャットbotやAPIに関する情報をまとめてみました。チャットbotが思った以上に簡単に作れるサービスなども登場しているので参考にしてみてください。
最新のテクノロジーとして注目の集まるチャットbot。最近ではチャットサービスをはじめ、ECやWebメディアなども取り入れ始め、各業界で徐々に活用方法を見出そうとする動きを見せています。
そうした背景があるなかでチャットbot APIのリリースも相次いでおり、チャットbotを簡単に組み込めるとして話題になっています。本記事では、今まさに注目されるチャットbotやAPIをまとめてみました。
チャットbotとは
はじめにチャットbotとは、メッセンジャーやチャットを使って自動応答するサービスです。中にはAI(人工知能)を搭載したチャットbotもあり、まるで人間と会話するような感覚でコミュニケーションをとることが可能です。
1. Messaging API
https://business.line.me/ja/services/bot
LINEが提供している「Messaging API」は、LINE上でユーザーから受信したメッセージやイベントに対して返信や、あらかじめて設定したタイミングでユーザーにメッセージをプッシュ送信することが可能。
2. chatbots.io
https://developer.pandorabots.com/
人工知能を組み込んだチャットエンジンが「chatbots.io」です。どちらかというと開発者向けのサービスで、自社サービスにチャットbotを取り入れる際にはオススメ。
3.HipChat - API v2
https://www.hipchat.com/docs/apiv2
チャットサービスの「HipChat」が提供するAPIです。REST APIによるメッセージ送信のほか、WebHooksを使ったメッセージ受信が可能。
4.Semantic Kernel
http://www.ousia.jp/ja/semantickernel
自然言語処理エンジンである「Semantic Kernel」は、言葉・文章の意味をWikipediaと照合し、解析することで高い精度で理解することができます。
5.Office Dev Center
世界で最もメジャーなチャットサービスの「Skype」からもチャットbot APIが提供されています。
6.IBM Watson 日本語版API
http://www.ibm.com/smarterplanet/jp/ja/ibmwatson/
つい先日、Slackとの提携をしたことでも話題になったのがIBMが提供する「Watson」です。自然言語での対話機能などを実現することが可能になります。
7.Repl-AI
ドコモが提供するサービスで誰でも簡単にチャットbotを作成できます。ドラッグ&ドロップで対話の流れを作ることもできるのでエンジニアでなくても簡単に高機能なチャットbotが作れるでしょう。
8.Bot Users
https://api.slack.com/bot-users
エンジニアはもちろん、ビジネスで使うチャットツールとしてメジャーになった「Slack」にもAPIがあります。
9.USER LOCAL 人工知能BOT API
こちらはUSER LOCALが提供するAPIで、語調設定や辞書機能などを搭載しています。顧客サポートはもちろん、プロモーション目的でも利用可能。
10.Messenger Platform
https://developers.facebook.com/docs/messenger-platform
Facebook Messenger上で一対一の対応はもちろん、つい先日アカウントの接続機能などが追加されたことにより、活用法が幅広くなりました。
11.Wit
ブラウザ上から簡単にシナリオ設計などが可能。
12.init.ai
先ほどの「Wit」と同様にブラウザ上で自動応答のAPIを作成できるサービスです。
13.Bot Code Examples
https://core.telegram.org/bots/samples
高いセキュリティに定評のあるメッセンジャーTelegram上で利用できるAPIです。
14.IMified
http://www.imified.com/developers/api
IMifiedは、外部サービスを巡回して通知してくれるサービスです。そのメッセージを受信し、別なメッセージを送信するといったことが可能になるAPIです。
まとめ
チャットbotと言っても、非常に多岐にわたるのがお分りいただけたと思います。一方で、その選択肢の多さから開発のハードルが高そうと思われていたチャットbotも、簡単に開発できるサービスが増えてきました。ますます盛り上がりをみせるテクノロジーの一つとして、今後も目が離せませんね。