Sler・SES脱出!?事業会社との違いをズバリ【後半】
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目次
実際にどのような開発をしてきたのか?は最も見られるポイントです。できる限り、詳細に記載をしていきましょう。
実際の面接では、職務経歴書に記載がある内容に沿って、「業務に対しての理解」を聞くケースがあります。
この傾向は特に事業会社では高く、「自分の対応パートは全体においてどういった意味があるのか?」「具体的にどのような実装を行なったのか?」「他に選択肢はなかったか?」「何に注意して開発を行なったか?」などと聞かれることがあります。
設計、構築、テスト、運用など自身で経験した業務内容を案件ごとに記載しましょう。
もちろんエンジニアですから、設計や構築経験があることが望ましいです。
ただ、自社開発サービス企業では、CIやCDなどを使い、テスト自動化などを行なっている企業も多くありますので、あえて開発を多く見せる必要はありません。
特にベンチャー企業や、小規模な自社サービス企業では「チームのために、プロダクトのために何でもやる!」という姿勢が重要であるため、テストや運用をしていたこともプラスに働くことはあります。
案件ごとにどのような技術を使ったか?というのは必ず記載しましょう。
また、自分自身がその言語を使用した期間やレベル感などをまとめておくと、人事採用者も見やすいでしょう。
「モダンな開発言語ではないので恥ずかしい」ということをおっしゃる方がいますが、昨今ではむしろ「C言語やJavaなどの言語を深堀りしているエンジニアを採用したい」というご要望を受ける機会も増えてきています。
必ずしもモダンな開発言語に精通していることが重要なのではなく、ひとつの言語を深堀できていることも重要です。
プログラミングスキルが高ければ評価される、というレベルもあります。
しかし、本来的に企業が欲しい人材は「チームとして有機的な協働ができるかどうか?」ということになるでしょう。
実際にマネジメントやリーダー経験がなくても、後輩や仲間に対してどういったアプローチをしたのか?なども記載をしておくと良いかも知れません。
自社サービス企業だとしても、コミュニケーションはとても重要です。チーム内での課題共有やコミュニケーション自体は、サービス開発において最も重要なことであるとも言えるでしょう。必ずしも饒舌である必要はありませんが、正しくチームメンバーに対して、自分の意図を伝えられるということは重要です。
職務経歴書においても、どのようにチームや顧客とコミュニケーションを取りながら業務を進めたか?などを記載すると良いでしょう。
エンジニアとは「顧客の課題を技術で解決する仕事」と言えるでしょう。
「何が課題でどういった解決方法があるのか?」「サービス全体、また会社全体を見て業務を行なっているか?」「自分1人ではなく、チームや全社と協力的に業務を進めているか?」は優秀な人事であるほど見ています。
逆を言えば、「プログラムを書きたい」「自分自身の技術習得に興味がある」というエンジニアは、特に自社サービス企業では敬遠される傾向があるとも言えるかも知れません。
職務経歴書からは直接的な記載がなかったとしても「どのような価値観を持って仕事をしているか?」というものが伝わるものです。
昨今、特にエンジニア採用においてはカルチャーフィットが謳われるようになっています。
自分自身のエンジニアリング、サービス、仕事への向き合い方が伝わるように、具体的なエピソードを混ぜながら記載していくことも良いかと思います。
人事採用者様から聞くキーワードのひとつに「キャリアの一貫性」という言葉があります。
これは「エンジニアとしてどのようにキャリアを歩んでいきたいか?」「どのようなエンジニアを目指し、日々研鑽しているか?」ということです。
もちろん途中でキャリアの方向性が変わることもあるでしょう。ただ、毎年のように変わっては意味がありません。しっかりとキャリアの方向性を持ち、職務経歴書に記載するようにしましょう。
仕事へ取り組む姿勢は、エンジニアスキルにまして重要なものです。
また昨今では「自学自習の方向性が間違っている」エンジニアも多いように思います。
もちろん新しい技術に触れることは重要ですが、自学自習は「今の仕事で結果を残すため」に行うものであることを忘れてはいけません。
目の前の業務に真剣に取り組んでいないということは、自分自身の技術しか見ていないとも言えます。同じことが採用企業でも起こるのではないかと考えるために、そのあたりも人事採用者はよく見ています。
このあたりは基本的な内容になってくるかと思います。
できる限り正確に記載し、職務経歴書を見た方がその情景を思い浮かべることができるようにしましょう。
自分自身の成果やスキル以外にもアピールを記載することは重要です。特にマネジメントやリーダーシップに関しては、経験があるだけで採用の幅は大きく広がります。
また、コミュニケーションを活発に取れるエンジニアである、と判断されるような記載があれば、こちらも加点対象になるでしょう。
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